2017年10月08日

シルバーコレクター by泉佐野のアニキ

 昨年の「希望郷いわて国体」に続いて、「愛顔(えがお)つなぐ えひめ国体」に行ってきました。女子セブンズは4、5日に久万高原ラグビー場で行われました。

 岬OGのユカ&ミサキは大阪府代表から、今年は故郷選手として島根県代表で国体初制覇を狙いました。この島根県チームは、言わば石見智翠館女子ラグビー部OGドリームチーム。全国選抜大会4連覇メンバーで構成されました。選手は「恩師ともう一度日本一に」「恩師をもう一度胴上げしたい」との思いから集結しました。

 昨年、岩手では悪夢のノーサイドを迎えたユカ。けがを克服し復活、国体のピッチに帰ってきました。ミサキは就職の関係もあり、最初で最後の島根県代表。2人とも、必死のプレーでチームに貢献していました。

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ここからは、私の拙い原稿より智翠館女子ラグビー部ブログ菅原先生の教え子への愛情が詰まった素晴らしい原稿をお読みください。

「一本の鎖」https://blogs.yahoo.co.jp/jyorug/18110484.html

「愛媛国体、番外編」https://blogs.yahoo.co.jp/jyorug/18110716.html

 このブログを読んで、ジ〜ンときてしまいました。今回、私は手を抜いた訳ではございません。このブログを上回る原稿とエピソードが無いということです。早い話、取材不足ですね…

 ユカ&ミサキは今年も準優勝でしたが、故郷・島根県を岩手の4位から引き上げました。次は太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ後半戦で大暴れしてくれ!!
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2016年11月03日

盆と正月が一緒に来たようや by泉佐野のアニキ

 10月29・30日と追手門学院大学グラウンドで行われた「大学女子7人制ラグビー交流大会」。30日、大会連覇を狙う追手門の応援に行ってきました。

 今回は4チーム参加で2回戦総当たり、勝ち点の順位でチャンピオンが決まるレギュレーション。(勝利=4、引き分け=2、負け=0、1試合4トライ以上のボーナス=1)

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参加選手全員で記念撮影


■参加チーム■
追手門学院大(第1回大会3位→第2回大会優勝)
立正大・東京学芸大合同(第1回大会優勝→第2回大会2位)
関西フィオーレ(第1回大会4位→第2回大会3位)
九州選抜(第1回大会2位→第2回大会5位)

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開幕ゲーム前、先月20日に亡くなった平尾誠二さんに黙祷を捧げました


 大会初日、追手門は関西を19−12、立正・学芸を10−5、九州を69−0で破り3連勝!初日終わってポイントは・・・
1位 追手門学院 「13」内BPは1
2位 立正・東京学芸 「10」内BPは2
3位 関西フィオーレ 「5」
4位 九州選抜 「0」
ご覧の順位となりました。

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追手門学院メンバーと大畑GM


 大会2日目の30日、九州を43-5で下し順調な滑り出しでしたが関西に12−5と辛勝。前日も関西と接戦を演じBP獲得ならず。このBP獲得が大会の明暗を分けました。最終戦前のポイントは追手門「22」、立正・学芸が「20」。引き分け以上で追手門の連覇が決まる状況でした。

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ゲームキャプテンとしてチームを引っ張りました


 追手門VS立正・学芸の最終決戦。追手門は大会前、大会中と呪われた様に負傷者が続出しました。そんな中、初めてピンク&ブルーに袖を通した選手が堂々と勝負に挑んでました。ミサキも今までチームのサポートをしてくれていた選手にトライを取らせよう、勝ち試合を経験させようと必死で戦っていたのが印象的でした。

 この日改めて感じたのは、ラグビーは「トライ」より「タックル」だということ。この大会、キャプテンで臨んだミサキを先頭に鬼気迫るタックルを連発しました。前半終わって0−12。後半ここからが勝負です。一進一退の攻防、ミサキがインゴール右隅に飛び込みトライを決めると、ほぼ絶望的な距離と角度のコンバージョンを2年生CTB藤崎が会心のキック!!見事2点を加え会場はお祭り騒ぎ。追手門イケイケムードになりましたが時すでに遅し・・・反撃もここまで7−12でノーサイドとなりました。

 この結果、4ポイント上乗せした立正・学芸が第1回に続いて優勝しました。

 試合後、グラウンドに崩れ落ちたミサキ。試合後、ピーピー泣いている姿はよく見たことがありますが、ここまでの状況は初めて見ました。福島キャプテン、ユカ、主力選手の相次ぐ負傷、私がやらねばの気持ちは十分に伝わってきました。巨漢アネ・リーチ選手の足首を刈る捨て身のタックルを何度も見舞い、鬼気迫る気迫は魅せたミサキを見たのも初めてでした。それだけに感情が爆発したのでしょう、トレーナーに抱えられながらピッチを去りました。

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崩れ落ちるミサキに駆け寄るトレーナーさん

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やっとピッチを出たミサキに駆け寄るチームメート


 試合は負けてしまったけど、感動したイイ試合を見せてもらって久しぶりにミサキを褒めてしまいました。ラグビー初めて7年目、いつも物足りなく思っていたけど満足した大会になりました。

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今大会のベスト7。ミサキは昨年に続き選出されました

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浪花の練習後、応援に駆けつけたサキノ


 あっ何でこんなタイトルになっているのかと言うと、同じ日、近大和歌山が花園予選に登場。残り時間10分でタクルが公式戦デビューを飾ったのです。ポジションは左ウイング、そしてトライまでマークしたとの情報が飛んできました!!嬉しかったなぁ〜〜近大和歌山は星林を81−10で倒し準決勝進出を決めました!ここからはミサキがオフ期間に入るのでタクルにシフトして追っかけ楽しみます!!
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2016年10月25日

試練を乗り越えろ!後編 by泉佐野のアニキ

 「磯やん」から「翔太さん」への切り替えが鍵を握る。

 ミサキが春先、後輩・ユカの現状を教えてくれました。ユカは入学前、3月末のJapan Women's Sevens 2016で早々とピンクとブルーのジャージに袖を通し、順調にスタートを切るかと思っていました。そして開幕した太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ。同級生が続々とデビューを果たす中、バックアップメンバーとしてVENUSに帯同したもののピッチに立つことありませんでした。

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大怪我で戦線離脱したユカ。この雄姿はしばらくお預け…しっかり怪我を治してね

 
 「ユカも求められている事は理解している、課題も分かっているから大丈夫」とミサキ。

 夏を乗り越えミニ国体でレギュラーの座を掴んだユカ。本国体でも初戦からFWで全試合スタメンで出場していました。

 そして迎えた準決勝・島根戦。先輩の意地をみせ大阪が前半15−0とリード。後半両チームが1トライずつスコアし20−5とし、このまま圧倒するかと思われたのですが、智翠館も黙ってやられるヤワなチームではありませんでした。後半途中からの主導権は島根が握っていました。

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初めての国体に気合十分で挑んだミサキ


 残り20秒ここで悪夢が・・・敵陣10b付近で大阪ボールのスクラム。スクラムから出たボールが乱れ、SHが左サイドで捕まる。そのポイントから右へ展開しもののファーストレシーバーがノックオン。落としたボールをターンオーバーされイッキにカウンター。ノーサイドのホーンが鳴り響く中、島根がトライを決めた。「誰か倒れている」との声。「ユカがおらん」とお母さん。ラストプレーで島根のカウンターを止めようと、ディフェンスに入った時に負傷したユカが悶絶していた。大阪は20-12で決勝進出を決めましたが、失った戦力も大きかった。

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試合会場上空を飛び回る鳶。注意を呼びかけるアナウンスが何度も流れました

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試合の合間に披露してくれた釜石の伝統芸能「虎舞」


 決勝の相手は順当に勝ち上がってきた埼玉県。

 戦力ダウンした大阪は、前日の戦いよりも失点を繰り返し4トライを献上。0−26で完封負け、女子ラグビー初の国体は埼玉が制しました。

「希望郷 いわて国体 女子7人制ラグビー」最終順位
 優勝・埼玉 準優勝・大阪 3位・福岡 4位・島根

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「いけいけ!おおさか!がんばれ!がんばれ!おおさか」と地元小学生がかわいい声援を送ってくれました

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決勝戦後、応援してくれた子供達にお礼をする大阪代表


 現在ユカはリハビリから手術、そしてリハビリと復活に向けて長い充電期間に突入しました。大学ラグビー生活は始まったばかり、焦らずジックリと傷を癒やしてパワーアップした姿を見せてくれるはず。試練は乗り越えられる人間にしか訪れません。ガンバレ!ユカ!!
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2016年10月18日

試練を乗り越えろ!前編 by泉佐野のアニキ

 今月6・7日と「希望郷いわて国体」女子7人制ラグビーの部が行われました。

 5日の朝、関空から飛び立ち仙台へ。そこからレンタカーを使って日本三景の一つ松島で観光。そこから北上し、気仙沼から陸前高田を抜けて岩手・大船渡のホテルに到着しました。復興道半ばの町並み、津波の爪痕が至るところに残っていました。道路には「過去の津波浸水区間」の標識が並び、また襲ってくるかも知れない災害に対して危険エリアが示されていました。

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人生初!Peachに搭乗

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日本三景の一つ松島


 大船渡復興屋台村で釜石の地酒「浜千鳥」を堪能。この「浜千鳥」、今回の旅の重要ミッションの一つでした。まぁ何しか旨い!インターネットでお取り寄せもできるのでみなさんも飲んでみてください。

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大船渡復興屋台村の看板

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浜千鳥旨し!

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台風18号が心配されましたが、夜中に温帯低気圧に変わり東北を抜けてくれました。大船渡の朝日


 6日、大船渡から車で1時間。釜石シーウェイブスの本拠地である「釜石球技場」に到着。いよいよ国体初代女王を決める戦いが始まりました。

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球技場入り口にある釜石シーウェイブスのプレハブ小屋

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地元の小学生が書いてくれた各都道府県の応援旗

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大阪府の応援フラッグ


 追手門学院VENUSで構成される大阪府の初戦は地元・岩手県でした。グラウンド隣にある釜石高校の学生も応援に駆けつけ完全アウェーの中キックオフ!

 大阪は、発展途上レベルの岩手を48−0で粉砕。続いて5年後の三重国体を睨んで立ち上げられたMie Women's Rugby Club Pearlsの選手で固められた三重県と対戦。

15人制・日本代表選手も名を連ねるチーム、そう簡単には勝たせてくれません。前半7−12、5点ビハインドで後半へ・・・後半、大阪が同点トライを決めるとイッキに突き放し26−12で予選プールを1位で突破しました。

 大会初日の第3試合は、翌日の決勝トーナメント組み合わせ決める戦い。

Tプール1位の埼玉県と激突。この埼玉チームの母体は太陽生命で苦しめられているアルカスクィーン熊谷。サクラセブンズがずらり顔を並べます。もちろん優勝候補筆頭。大阪は、正面突破を図らずキックから勝機を伺いましたが0−19で完封負けを喫しました。

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大会初日を終えたVENUSのメンバーと


 東北遠征2日目の夜は、石見智翠館女子ラグビー部の現役&OG保護者のみなさんに加え、東北女子ユースのコーチと懇親会。ここではカジキの刺身やサンマの刺身を肴に「浜千鳥の梅酒」をいただきました。

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居酒屋「わこう」で釜石の宴、刺身が絶品!


 楽しい宴から一夜明け、国体最終日。

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智翠館の現役&OG保護者が異様な応援を繰り広げました!


 大阪の決勝トーナメント1回戦は新潟県が相手。50b独走を許すトライを献上しましたが46−5で快勝、準決勝進出を決めました。

 決勝進出をかけた一戦、大阪に立ちはだかるのは石見智翠館女子ラグビー部現役&OG混成チームの島根県。個人的にはフクザツな戦い。大阪チームにも智翠館OGが4人入っており言わば同門対決となったのです・・・。
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2016年05月17日

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2016秋田大会 by泉佐野のアニキ

 14・15日の週末、パソコンと携帯から目が離せない2日間でした。


 決して携帯依存症ではございません。「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2016 第2戦 秋田大会」が行われ昨年同様、秋田ケーブルテレビがUstreamを使ってライブ中継を行ってくれました。本当に素晴らしい!秋田まで行かなくても試合が見ることが出来るので秋田ケーブルテレビ様様でした。


 実況はJ SPORTSラグビー中継でおなじみの谷口廣明さん。あの聞きなれた声で「中が前にでる」「中がジャッカル成功」「中美咲が抜けたぁ〜トライ!」って聞こえると毛穴がパックリ開き、鼻息も荒くなり電車の中や職場でエキサイトしまくりでした。

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 追手門学院VENUSは、第1戦同様poolCから出撃。初戦は15人制NZ代表を擁する東京フェニックス。保土ヶ谷では3位決定戦で対決し勝てましたが油断できないライバルです。


 試合は壮絶なトライの取り合いになりました。ノーサイドのホーンが鳴った時点で26−19でVENUSは7点リード、しかしフェニックスの猛攻を受けていました。ゴールラインまで残り10メートルの所で、フェニックスを捕まえブレイクダウン。レフリーがホイッスルを吹き、フェニックスのノットリリースザボールのジェスチャー。私も、VENUSの選手も「凌いだ」と思いました。そんな気持ちも束の間、フェニックスの選手がレフリーに抗議しARと協議した結果、VENUSの反則に判定が覆るという事態に…結局、この後トライを奪われコンバージョンも成功し26−26のドローに終わりました。

 YouTube映像16分20秒からご覧ください。https://youtu.be/of5BtsN4urI?t=15m51s


 キャプテンでもない選手のクレーム受けARに確認→判定覆る→何の反則かプレーヤー以外には分からない状況でリスタート。タックラー福島選手の倒れこみ?ノットロールアウェイ?ちょっとスッキリしないまま初戦を終えました。


 残り2戦、VENUSは石見智翠館を47−0、名古屋レディースを52−0で圧倒しプール首位、全体3位で予選を突破しました。


 ハァ〜前回同様トーナメントを見てタメ息。またも女王アルカスと同じヤマに入ってしまいました。あのドローが無ければ全体2位、もしくは1位も狙えたはずです。

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石見智翠館高校OG集結!



 大会2日目、カップ準々決勝はTKMと対戦し27−14で快勝。いよいよ準決勝で女王アルカスと激突!


 今大会のアルカスは、サクラセブンズ候補の選手が代表遠征の影響で不在。初日から元気がなくGRACE戦を21−7、TKM戦は22−17、最後の北海道バーバリアンズディアナ戦も15−5と圧倒的な攻撃力と鉄壁のディフェンスが影を潜めていました。


 「ひょっとして…」少し期待してのキックオフでした。ミサキ曰く「プレッシャーをあまり感じなかった」。その言葉の通り、VENUSは前半からペースをつかみアクセル全開!磯貝・ミサキ・磯貝と3トライ、福島が2コンバージョンを決め19−0。完全にゲームを支配して前半を終えました。


 後半もVENUS・岡田のトライで先制。コンバージョンも決まり26−0。「やっとアルカスを倒せる!」この3年間、アルカスに土をつけたチームは東京フェニックスのみ、しかも1度だけ。この展開に職場で阪神タイガースそっちのけで大声援を送りました。しかし、目を覚ました女王の怒涛の反撃が始まりました。





 26−5…
 




 26−10…26−12…





 26−17…26−19…


 


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 残り1分弱、1トライ1ゴールで同点という状況まで追いつかれました。同点になればサドンデス方式での延長戦。こうなれば足が止まっているVENUSに分が悪い。「逃げ切ってくれ」と祈り続けノーサイド!念願のアルカスクィーン熊谷を倒す事が出来ました。ここでVENUSは満足したのか、どちらが優勝しても初優勝となる日体大とのファイナルは、思い切ったアタックを見せる事なく5−40と大敗を喫し準優勝で大会を終えました。

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 今年の日体大女子ラグビー部は本当に強い!同じ大学生に何度も負けるわけにはいきません。来月の東京大会・富士山裾野大会での巻き返しに期待!
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2016年04月29日

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2016保土ヶ谷大会 by泉佐野のアニキ

 23・24日と「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2016 第1戦 保土ヶ谷大会」に行ってきました。


 3年目に突入した同大会。今年からシリーズ順位9〜14位のチームには入れ替え戦が待っています。緊張感が増した女の戦いにみなさんも注目してくださいね。


 岬OG2名が在籍する追手門学院VENUSは、3月に行われた「Japan Women’s Sevens2016」を制し日本一のタイトルを手に保土ヶ谷に乗り込みました。残念ながら28期生・ユカちゃんはメンバー入りならず、大学公式戦デビューはお預けとなりましたがバックアップメンバーとして遠征に帯同しチームのサポート役を献身的に行っていました。



 大会1日目。プールCに入ったVENUSは動きが固く初戦のRugirl-7戦を12-28で落としてしまいました。2戦目のYOKOHAMA TKMを17-7、3戦目の石見智翠館高校戦を29-5で連破したものの翌日の決勝トーナメントへ不安の残る戦いぶりでした。優勝候補筆頭のプールA・アルカスクィーン熊谷とプールB・東京フェニックスは、圧倒的なスコアでライバルを粉砕し力を見せつけていました。この2チームを倒さないと悲願の優勝は果たせません。


■カップ・プレートトーナメント進出8チーム成績■
poolA1位 アルカスクィーン熊谷 3勝0敗 総得点110 総失点0 総トライ18 総合2位
poolA2位 日本体育大学     2勝1敗 総得点98  総失点31 総トライ18 総合4位
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poolB1位 東京フェニックス   3勝0敗 総得点126 総失点12 総トライ20 総合1位
poolB2位 RKU GRACE  2勝1敗 総得点72  総失点36 総トライ12 総合5位
poolB3位 チャレンジチーム   1勝2敗 総得点49  総失点76 総トライ7 総合8位
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poolC1位 Rugirl-7       3勝0敗 総得点84 総失点24 総トライ12 総合3位
poolC2位 追手門学院VENUS 2勝1敗 総得点55  総失点40 総トライ9 総合6位
poolC3位 YOKOHAMA TKM 1勝2敗 総得点57  総失点40 総トライ9 総合7位



 保土ヶ谷大会には12チームが参戦。3つのプールに分けれ総当たりで予選を行い、総合順位8位までがカップ・プレートトーナメントへ、9〜12位の4チームはボウルトーナメントへ進出します。


 カップ・プレートトーナメントの組み合わせは総合予選順位で決まります。1位vs8位 4位vs5位 3位vs6位 7位vs2位となるため、VENUSの準々決勝は3位のRugirl-7と対戦することに決まりました。ここで予想外の結果が…国内最強の女王アルカスが3戦とも完封勝利で楽勝突破を決めたものの、総得点・総トライ数・得失点差でフェニックスを下回ったのです。この結果、VENUSのトーナメントは準決勝でアルカスと対戦するヤマになってしまいました。


 あと、このpoolCがクセモノなのです。前年のシリーズ順位が反映されAには1位・6位・7位、Bには2位・5位・8位、Cには3位・4位・9位と振り分けられます。よって、poolCがレベルが拮抗し混戦状態になります。成績を見てもらえれば一目瞭然だと思います。


 決勝トーナメントのVENUSは、前日の動きがウソのような戦いぶりで17−7のスコアでRugirl-7に快勝しました。翔太マジック炸裂!よく一夜でチームを修正したと思います。そして準決勝、アルカスとの対戦。この大会MVPを獲得したマテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ選手のパワーにやられ0−27の完敗でした。

 もう一つのヤマでは、昨年のシリーズで台風の目となったチャレンジチームの主力選手がほとんど進学した日体大が大暴れ。アルカスに匹敵する予選18トライの攻撃力はホンモノでした。準々決勝でGRACEを27−5、準決勝でフェニックスを24−5で破り初の決勝進出を決めました。


 この結果、カップ決勝は日体大とアルカス。3位決定戦はフェニックスとVENUSになりました。


 3位決定戦は前半いきなりフェニックスがトライを重ねる嫌な展開でしたが、VENUSは慌てること無く反撃を開始。岡田はるな・藤崎春菜のWハルナが連続トライ!ゴールデンブーツ福島わさながコンバージョンをきっちり決め前半を14−10の4点リードで折り返しました。後半は、インパクトプレーヤーとしての役割を十分果たせる追手門学院高校の高木が、キレッキレのランニングでお姉さん達を翻弄しトドメを刺し26−17でフェニックスを退けました。


 日体大に注目が集まった決勝は、ここまで無失点のアルカスから17点奪ったものの最終スコア17−31。地力に勝るアルカスが優勝を決めました。


 第2戦の秋田大会は、5月14・15日に行われます。今回3位だったVENUSは、またも混戦poolCからのスタートとなりますが、予選から全開で飛ばしイッキにアルカスを止めて欲しいと思っています。日体大とともに学生パワーで社会人チームを圧倒する光景は痛快でした。
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2016年04月18日

久しぶりの島根旅vol.2 by泉佐野のアニキ

 今回は旅の続きでございます。前回お届けした「食」と「酒」。石見の国であと残すは「湯」となりました。


 食と酒を堪能した一行が宿泊した所は、聖徳太子の時代に発見されたという歴史ある名湯・有福温泉。さすがに、夜遅く帰ったので、そのまま就寝。翌朝二日酔いにもめげず温泉へ出撃しました。レトロなレンガ造りの「御前湯」、1350年の歴史を感じながら浸かりました。やさしいお湯に酔いも完全に醒め、旅の疲れが吹き飛びました。

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有福温泉のホームページから

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有福温泉の外湯の一つ「御前湯」




 そして次に向かったのは温泉津(ゆのつ)温泉。ここには、とんでもなく熱い温泉があるらしいのです。私以外のメンバーは、その湯を経験済みで「キ○タマが茹で上がるで、一回まーくんにも経験してもらおうか」と言うことで決まりました。よっぽど熱く苦痛だったのか後援会副会長のたかおちんだけが難色を示していましたが・・・


 国道9号線を東へ約1時間走り到着。こちらも有福同様、風情のある温泉街でした。1300年の歴史があり、由緒ある湯治場だそうで、薬効の高さから入浴者が絶えないとのこと。


 ここで2班に分れ、たかおちん、新ちゃんは「薬師湯」へ、私と温泉好きの基さんは「元湯泉薬湯」へ行きました。

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元湯泉薬湯にチャレンジした私と基さん



 ビビるぐらいの古い脱衣所が雰囲気を盛り上げます。すっぽんぽんになって扉を開けると神秘的な湯が待ち構えていました。私の拙いリポートで伝わらない部分をココで味わってください。

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温泉津温泉のホームページから



 温泉は座り湯、ぬるめの湯、熱めの湯と3つあります。この「ぬるめ」という甘いささやきは意地悪で、とんでもなく熱い。足を浸けただけで飛び上がりました。周りの人たちは苦笑・・・温泉のフチに座り、ひたすら掛け湯で体を馴らしました。横を見れば、熱さで体を震わせたおじいちゃんが、熱めの湯に浸かっては出て休憩を繰り返しています、湯上がりの体は真っ赤っか。





 壁には効能が書かれていて、飲泉OK、湯気を吸い込むだけでも効果があるそうです。


 湯治に来ているおじいちゃんが「病気を治すっていうのは、しんどいもんや。楽に病気は治らんよ」と話してくれました。その言葉で私はスイッチが入りました。ゆっくり風呂に浸かって・・・という気持ちを捨てました。これは、地球との戦いなのです。大自然の恵みをいただく為、呼吸を整えながら、ゆっくりゆっくりと足をつけ「ぬるめの湯」と格闘しました。肩まで浸かると「まーくん、やったやん」と基さん。その、基さんは熱めの湯に何度もチャレンジ。端から見ていると面白くて、大の大人が「アッツアッツ」と叫び湯から飛び上がって来ます。おじいちゃんも体を震わせながら熱さを我慢しています。


 時が来ました。ココに入って帰らないと土産話にもなりません。入湯を決意した私は、深呼吸しながら心頭を滅却すれば火もまた涼しの心境で、両足を浸けました。肉の少ない膝下が、熱さでヒリヒリ、骨が熱いと悲鳴を上げます。ここで止まったら二度と入れないと、両膝をゆっくりと折り曲げ上半身を浸けました。肩まで浸かった時の征服感は最高でした。「地球に勝ったぞ〜」という感じです。「まーくん凄い凄い」と基さんの言葉に躍らされ、その後、何度も入りました。

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元湯泉薬湯の外観

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元湯泉薬湯の外にある飲泉ができるスポット



 飲泉も経験し、体の中からもリフレッシュし向かった先は定番「出雲大社」。出雲そばで腹ごしらえし、いざ参拝。ここは何度来ても心が落ち着きます。空気が変わるんですよ、本当に。清々しい空気をいっぱい吸って、神々の国のパワースポットから力をいただき旅を終えました。みなさんも島根に行きたくなったでしょ?

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一緒に島根旅をしたオッサン達。左から私、新ちゃん、たかおちん
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2016年04月14日

久しぶりの島根旅vol.1 by泉佐野のアニキ

 9・10日の2日間、ミサキが石見智翠館高校を卒業して3年・・・久しぶりに島根へ行ってきました。「旧オレにも言わせろ」で、第204回 爆笑!感動!激痛!島根旅、第205回 生死をかけた!?島根決戦でリポートしましたが、それ以来の旅でした。

 5日に行われた「第5回全国高校選抜女子セブンズラグビー大会」で見事4連覇を飾った智翠館女子ラグビー部。私は同ラグビ―部後援会理事なので初めて役員会に出席してきました。新年度スタートから岬ラグビーを休みまくって申し訳ございません。

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選抜大会で見事4連覇を達成した石見智翠館女子ラグビー部


 役員会に出席して感じたのは、このチームは発足初年度から江津の方々の力で成り立っているのだなぁ〜と再認識しました。最近、東京から一番遠いまち江津が「東京なんて、フっちゃえば?展」を開催していましたが、智翠館女子ラグビー部だけはフラないでくださいねぇ〜。

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石見智翠館高校で行われた役員会


 役員会を無事済ませ、あとは江津の美味い魚と美味いお酒をいただくだけです。私のお目当ては、もちろん「のどぐろ」でございます。江津駅前の「食彩空間・海人」へ連れていってもらいました。もうねぇ、何を食べても美味かったです。特に刺し身、「ひらそ」と言われるブリの親戚のような魚、これがバツグンでした。

 海老が苦手な私がチャレンジしたのは「うちわえび」。このグロテスクな容姿にまったく箸がすすみません・・・せっかく後援会会長をはじめ校長先生達が用意してくださった料理、これを食わなきゃ男が廃る。気合を入れて完食しました!

 そして、やぁ〜〜〜〜と最愛の「のどぐろ」ちゃんとご対面!この日は煮付けでございました。もう言葉が出ません、むしゃぶりつきました。みなさんも江津にお立ち寄りの際は「海人」に行って「のどぐろ」を食べてください。「海人」のHPです。

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上の写真はウチワエビ。下はノドグロ


 魚リポの次は当然お酒です。海人を後にした後援会の面々は、静かな江津の町を汚す大声で夜のお散歩。雄大な江の川の土手にマーキングするオッサン達・・・もう最低です。20分ほど歩くと歴史感じる町並みに入りました。小さな川沿いには馬をつないでおく為の石が並んでいました。昭和、いやもっと古い感じの家がずらり、時間もゆっくりゆっくりと流れ心が癒やされます。

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画像が悪いのですが、上の写真は歴史感じる建物。下の写真は馬を止める石


 夜風に当たり酔いが醒め始めた頃、後援会会長長宅に到着しました。会長宅でご馳走になった、ほとんど手に入らないという幻の地酒の美味いこと美味いこと、もう酔っぱらって銘柄を忘れてしまいましたぁ〜。酒リポとしては最悪ですね。

 奥様が用意してくださった肴が、これまた最高の一品でした。ミサキのおかげで「のどぐろ」とともに出会った浜田名産の「赤てん」。最初に食べたのはミサキの運動会を観に行った時でした。地元の同級生のお母さんが、私たちに作ってきてくれたお弁当のおかずに入っていました。一口食べてやみつきになりました。この「赤てん」もみなさん食べてみてください。お取り寄せはコチラから「赤てんの江木蒲鉾店」。

 もぉ〜何か江津の回し者みたいになってきました。今回はここまで!
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2016年03月16日

セブンズの季節 by泉佐野のアニキ

 いよいよ7人制ラグビーのシーズンが開幕します。

 20日、瑞穂ラグビー場で「ジャパンウィメンズセブンズ2016」が行われます。

 岬OGが所属する追手門学院VENUSは、YOKOHAMA TKM戦から大会制覇の狙います。

 組み合わせはこちら右矢印1関西ラグビー協会

 14日の月曜日には、女子7人制国内サーキット大会「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2016」の記者会見が行われました。昨年シリーズポイント3位だったVENUSからサクラセブンズ候補の福島わさな選手が出席。「昨年より100倍強くなっている」と力強く言い切りました。非常に楽しみです。



 この大会は、今年から外国人枠が撤廃されます。クラブチームや社会人チームが有利になりますが、100倍強くなったVENUSにとっては臨むところです!4月から岬OGが新たに加わるVENUSの応援宜しくお願いします。

「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2016」スケジュール
【保土ケ谷大会】日時:4月23日(土)・24日(日)場所:神奈川県立保土ケ谷公園ラグビー場
【秋田大会】日時:5月14日(土)・15日(日)場所:あきぎんスタジアム
【東京大会】日時:6月4日(土)・5日(日)場所:秩父宮ラグビー場
【富士山裾野御殿場大会】日時:6月11日(土)・12日(日)場所:裾野市運動公園陸上競技場
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2015年08月27日

奮闘!岬OG大学編 by泉佐野のアニキ

 これぞ究極進化。別にパズドラの話をしている訳ではありません。追手門学院大女子ラグビー部VENUSを応援するため、太陽生命セブンズシリーズ2015最終戦・横浜大会(7月25・26日開催)に行ってきました。

 1年前の悪夢が甦るYC&ACグラウンド。VENUSは全敗、最下位で同シリーズ横浜大会を終えました。

 キャプテンの大島千佳、日本代表候補の福島わさなを怪我で欠いていたVENUSは、コーチの元15人制日本代表キャプテン・辻本つかさを選手登録し体裁を取り繕ったものの見せ場を作る事無く大会を終えました。当時、ゲームキャプテンを務めた美咲は、サンケイスポーツの取材に「初めての全国規模の大会で自分達の実力がわかった」と語っていました。

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昨年の悔しさをぶつけた福島わさな

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チームを鼓舞し続けた大島キャプテン


 あれから1年…VENUSは究極進化した姿を魅せてくれました。

 強引な突破を極力避け、ボールを動かし続けるVENUS。ディフェンスが不用意に出てくれば、福島が得意のキックで敵陣深くにボールを蹴り込み状況を一変させました。今シーズンの戦いを見ていると、後藤監督の言葉を思い出しました。

 「15人制ラグビーを7人でやっている」。納得させられました。ディフェンスラインの裏には広大なスペースが広がっているのに、目の前の相手にぶつかっていく。なぜ、あそこに蹴りこまないのか?と感じていたので後藤監督に共感しました。

 ピッチ上の気温は45℃、猛暑の中での大会となった初日は大混戦。Cプールは、VENUS、ラガール7、日体大が2勝1敗で並び、全体でも5チームが星を並べました。VENUSは全体6位で予選プールを突破しカップトーナメントへ駒を進めました。

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キャプテンが復帰し自分のプレーに専念した美咲

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積極的に仕掛けるSH藤埜瑳紀

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1年生・岩本美穂は日本代表ウイング山口真理恵の猛追を振り切りトライ!


 大会2日目は、関東特派員の由良コーチも応援に駆けつけてくれました。カップトーナメント準々決勝は日体大。5月に行われた大学交流戦違い怪我人が復帰しベストメンバーこの大会に挑んでいます。同じ大学生に負けるわけにはいきません。前日、予選で日体大に完敗しているVENUSは、ラグビーを始めて2年目になる快足ウイング・磯貝美加紗が先制トライ!磯貝選手はこの大会でブレークしU20日本代表に選ばれました。前半を7―0で折り返すと美咲がトライ!これで12―0。最後1トライを返されましたが逃げ切り準決勝に進出しました。

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2年生・磯貝美加紗の決定力はVENUSの得点源


 日体大を倒し波に乗ったVENUSは、外国人選手と日本代表選手を中心に、強力な攻撃力を誇る東京フェニックスと対戦。キックオフ直後からイケイケのVENUS。キャプテン・大島、磯貝と連続トライで試合の主導権を握ると後半開始2分、1年生・藤崎春菜がトライでフェニックスを19―0と突き放しました。ここから流れが変わり、フェニックス自慢のアイランダーがピッチを支配し始めました。メレ・フファンガ、サマンサ・テオがインゴールに飛び込むとスコアはイッキに詰まり19―12。もう心臓はドキドキです。ここまで来たら決勝へ行ってくれ!と心で何度も叫びました。長った1分間…フェニックスの猛攻を食い止めたVENUSはシリーズ初の決勝戦進出を決めました。

 決勝の相手は女王アルカス。というか、サクラセブンズです。序盤こそ見せ場を作ったVENUSですが、一度アルカスに流れが傾くとイッキに女王ペース…後半、途中出場した2年生・古市彩がトライを返したものの5―26で敗れてしまいました。しかし、1年前を考えれば、夢のような横浜遠征となりました。進化し続けるVENUSにみなさん注目してください!

■1日目結果■【予選プールC】

追手門学院大21―17Rugirl-7

追手門学院大7―24日本体育大学

追手門学院大39―0カ・ラ・ダファクトリーA.P.パイレーツ

■2日目結果■

【カップトーナメント準々決勝】
日本体育大学5―12追手門学院大

【カップトーナメント準決勝】
追手門学院大19―12東京フェニックスRC

【カップトーナメント決勝】
アルカスクィーン熊谷26―5追手門学院大

■横浜大会最終順位■

カップ優勝(1位):アルカスクィーン熊谷
カップ準優勝(2位):追手門学院大
3位:東京フェニックスRC
4位:名古屋レディース
プレート優勝(5位):日本体育大学
プレート準優勝(6位):YOKOHAMA TKM
7位:チャレンジチーム
8位:Rugirl-7
ボウル優勝(9位):RKUラグビー龍ケ崎GRACE
ボウル準優勝(10位):世田谷区ラグビースクールレディース
11位:カ・ラ・ダファクトリーA.P.パイレーツ
12位:北海道バーバリアンズディアナ

■太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2015シリーズポイント■

1位:アルカスクィーン熊谷「76」総合優勝!
2位:東京フェニックスRC「70」
3位:追手門学院大学女子ラグビー部「56」
4位:Rugirl-7/チャレンジチーム「52」
6位:名古屋レディース「32」
7位:日本体育大学「30」
8位:RKUラグビー龍ケ崎GRACE「24」
9位:YOKOHAMA TKM「22」
10位:石見智翠館高校「21」
11位:世田谷区RSレディース「7」
12位:神奈川県選抜「6」
13位:カ・ラ・ダファクトリーA.P.パイレーツ「5」
14位:United SeALs「2」
15位:北海道バーバリアンズディアナ「1」
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