9月8・9日と太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ第3戦 富士山裾野御殿場大会を観戦するため静岡県裾野市へ行ってきました。
岬ラグビーOG、26期生・ミサキが所属するながとブルーエンジェルスは参戦1年目でシリーズ最高位の3位。28期生・ユカが所属する追手門学院女子ラグビー部VENUSは5位。30期生・リナが所属するRKUラグビー龍ケ崎GRACEは8位で大会を終えました。
追手門学院VENUSのユカ
ながとブルーエンジェルスのミサキ
ながとブルーエンジェルスは大会最高位の3位フィニッシュ
今シーズンの通算シリーズポイントは以下の通り。
追手門学院女子ラグビー部VENUSは「46」で3位。
ながとブルーエンジェルスは「34」で5位。
RKUラグビー龍ケ崎GRACEは「10」で10位となっています。
次回は最終戦。10月13・14日三重県鈴鹿市で行われます。
久しぶり生観戦した女子セブンズ大会で印象に残ったのは石見智翠館の戦いぶりでした。
女子セブンズラグビー国内最高峰の戦いと謳われる太陽生命WSS。大会レギュレーション変更により、唯一高校単独チームで参戦している石見智翠館高校が来季から参加不可能になります。その智翠館、大学生・社会人・外国人選手に一泡吹かせてやろうと、緻密な勝利のシナリオを描き、苦戦しながらも必死に戦う姿を見せてくれました。
彼女達に観客は魅了されスタンド全体の雰囲気が「頑張れ智翠館」に…
セブンズラグビーとは「広いフィールドを少ない人数でカバーするため、ボールが大きく動き、スピードとアジリティ、ハンドリングスキルが重要。エキサイティングで流れるようなプレーが見どころ。」とJRFUのウェブサイトに書いてあります。しかし、彼女達には「こ〜んなセオリー関係ないね」ってな感じで勝利を目指して戦います。といってもワイドなパスアタックやスピードをいかしたランアタックを捨てている分けではありません。
ライバルのお姉さま方を苦しめたのは「モール攻撃」でした。時間を使いながらゆっくりと前進。ラックになればリモールで再びプッシュ、たまらず相手は反則。タッチキックで前進、工夫したマイボールラインアウトから再びモール。という感じでジリジリと相手を苦しめました。
まともにセブンズをやれば、外国人のパワーランナー、代表クラスのスピードランナーにやられてしまう。何とかロースコアゲームに持ち込みたい。ワンチャンスで同点もしくは逆転できるシチュエーションを作る。リードすれば相手の反撃の時間を無くしておく。緻密に考えられたゲームプランに関心しました。
今回は相手を十分苦しめましたが、トドメを刺すところまではいきませんでした。
次は泣いても笑っても智翠館にとって最後の太陽生命、してやったりの、胸のすく勝利の雄叫びを聞きたいなぁ〜。
そんな彼女たちを見ながら頭を過るのは、タクル達の事でした。同じ高校生、最後の花園出場をかけた戦いが迫っています。
3年連続出場したアシックスカップ開会式
アシックスカップのナオヤ
勝利のシナリオを描けているのか?
そこにカッコよさはいらない。不格好でもいい。
泥臭く、なりふり構わず、相手より1点でも多くスコアする、ひたすらに勝利のみ追及する。負けた時点で高校ラグビーは終わり、後悔しても次は無い。過去2年、味わった苦い思い出を、最高のラストシーンにするべく台本。
その台本に、この1カ月どういう脚色がプラスされるのか?
試合では、どんなアドリブプレー飛び出すのか?
体と心の準備が整っているか?
頭はフル回転させているか?
ミニ国体、オール和歌山のナオヤ
ミニ国体、オール和歌山のタクル
2年前は新人戦、春季大会と制し秋は和歌山工業に0−7惜敗。
昨年は新人戦、春季大会ともに準優勝、秋も和歌山工業に3−14で敗れました。
今年は2年前と同じ新人戦、春季大会を制し花園予選を迎えます。今年こそは紀三井寺で笑いたい!そのための勝利のシナリオを頼むぞナオヤ!タクル!!