京都迎賓館で行われたプール組み分け抽選会の結果は以下の通りになりました。
■プールA ■プールB
アイルランド ニュージーランド
スコットランド 南アフリカ
日本 イタリア
ヨーロッパ地区1位 アフリカ地区1位
ヨーロッパ・オセアニアPO 敗者復活予選優勝
■プールC ■プールD
イングランド オーストラリア
フランス ウェールズ
アルゼンチン ジョージア
アメリカ地区1位 オセアニア地区1位
オセアニア地区2位 アメリカ地区2位
みなさん、2019年の前に今年の8月9日アイルランドで開幕する「女子ラグビーワールドカップ」を知っていますか?
W杯に挑むサクラフィフティーンは、今月1日から8日まで和歌山・上富田スポーツセンターで強化合宿を行いました。
その合宿中、熊野高校ラグビー部が練習パートナーとしてに参加、近大和歌山ラグビー部は7日サクラフィフティーンと対戦しました。
こんなレアな対決を見逃せないと、またまた上富田へドライブ。
道中、御坊付近と印南付近上空で「環水平アーク」を見ました。レアな対決前に超レアな自然現象に遭遇しました。

戦前、私の予想は近大の圧勝でした。その根拠は、以前「なでしこジャパン」の試合を見ながらサッカーコーチをしている運動部デスクに「なでしこのレベルって男子に置き換えると、どのあたり?」と聞いた事があります。答えは「強い中学生レベルやなぁ〜やっぱり女子はパスのスピードと距離が落ちる」との事でした。
個人的には正直、代表チームにとって近大がベストの相手だとは思いませんでした。理由は体格です。身長はあるものの、スマートな選手が多い近大では外国人選手(特にフォワード)の対策ができるのか疑問でした。逆にバックスはスピードランナーがいるので十分、W杯に向けたシミュレーションが出来るだろうと思っていました。
プールCに入った日本が対戦するのは、フランス・アイルランド・オーストラリアの3カ国。「近大は仮想オーストラリアかなぁ〜」なんてイメージしながら待つこと1時間、グラウンドに続々と代表選手が集まりアップを開始しました。

様々な思いが交錯する中、14時30分キックオフ!練習試合は40分ハーフで行われました。
女子とはいえ気を抜くと置き去りされる女子ラグビーのスピードスター堤&谷口選手。パワープレーでは男子高校生なら簡単に吹っ飛ばせるマテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ選手など油断はできません。
近大バックスは個人技で、次々と代表ディフェンスを突破しトライを重ねます。しかし、男子高校生のスピードに慣れてくると代表は組織的防御で試合は膠着状態に・・・ここで、近大の組織的アタックを見たかったのですが、どうしても3年生バックスの個人技に頼ってしまいます。
こういう試合をいかに自分達のモノにするか。それは勝ち負けではなく、程よいスピードとパワー、そして統率のとれたディフェンスシステムは極上の練習台。そういう状況で、個人技でトライをとっていては何のプラスにもなりません。


サクラフィフティーン相手にナオヤとタクルも奮闘!
近場を攻めるFWの立ち位置やユニットのリロードなど行き当たりばったり感が否めませんでした。代表にモールを押し込まれトライを奪われた事は大反省だと思います。反対にFWが弱点だと見抜くと、そこにフォーカスしてきた代表はさすがでした。
試合結果は近大和歌山55−21サクラフィフティーン。
この試合で近大は学ぶことがたくさんありました。特にFWは組織だった動きなど体感できたはず。今月31日に初戦を迎える春季大会では、レベルアップした近大FWが見られる事を期待したいと思います。

近大とサクラフィフティーンのスクラムの姿勢、FWの意識の差が出ています

最後は記念撮影

浪花の練習後、上富田についてきた咲乃はJAPANメンバーと記念撮影。お宝ショットになりました。

斎藤聖奈キャプテンとは2ショットを…お疲れのところありがとうございました
サクラフィフティーンのW杯での活躍を期待しています!!